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【コラム】弊社では、エコモックフェンスはお勧めしておりません。

2022年05月09日

皆様、いつも大変お世話になっております。富士市の外構エクステリアのRYOKKUNです。

 

今回はいつもと視点を替えたコラムをお届けしようと思います。

 

お陰様で最近では沢山のお問合せをいただくようになりました。この場をお借りしまして、改めて感謝御礼申し上げます。ありがとうございます。

 

最近の傾向として、ご自分で調べて考えたデザインの外構を検討していらっしゃるお客様が非常に多いように感じます。

 

そして、最後の詰めの確認作業の際「果たして自分がイメージした外構は、プロが考える外構と比べてどのようなメリット・デメリットが有るのか。」というところまで調べて頂いているお客様も非常に増えてまいりました。

 

最近では、表題にもあります「エコモックフェンス」に関しての問い合わせも増えておりますが、今回は外構専門業者からの辛口評価というところでコラムを執筆してまいりたいと思います。

 

弊社では、エコモックフェンスはお勧めしておりません。

こちらのページに来ていただいたお客様の中には、「エコモックフェンスは安価で評判も良いから、更にメリット・デメリットを調べてみよう。」と思われてこちらのページに辿り着いた方も多いのでは無いでしょうか。

しかし、上記見出しの通り、弊社ではエコモックフェンスは絶対にオススメいたしません。理由は後ほど詳しくお伝えいたしますが、外構業者の経験を基に真実をお伝えしたく今回のコラムを作成しております。

 

理由1:クレームが多い

弊社でも過去にエコモックフェンスに関してのコラムを執筆させていただきました。

木目調のフェンスにしたいけど、天然木はコストが高くなり耐久年数も短く腐るので、人工樹脂製を検討している → エコモックが丁度いいかも!

そのようなお客様が痛い目に合う前に今回の記事がお役に立てれば幸いです。

 

理由2:樹脂製の人工ウッドは伸縮します。

せっかく高いお金を出しても、腐ってはしょうがないですよね。腐らない材質、かつ、色あせがしにくいい材質となると、木粉入り樹脂素材の「エコモックフェンス」という製品に辿り着いた方も多いのでは無いでしょうか。

実は弊社でもエコモックフェンスを今までに50現場以上施工させていただきました。しかし、最近では、絶対にエコモックフェンスはお勧めしておりません。

 

エコモックフェンスは、素材は樹脂です。樹脂は温度によって、伸縮する。伸び縮みしたり、反りが発生したりします。この現象は樹脂が混入されている以上、しょうがないことなのですが、柱と樹脂がビスで止まっているので、最終的に樹脂の伸縮によりビスで留まっている箇所が写真のように割れてしまう現象が多発しています。

弊社では、メーカー側が公にアナウンスしている施工要領の規格にしっかりと則った上で施工して折りましたが、このように割れが生じてしまいました。こうなってしまうと、我々プロの視点から判断しても有効な対策は無いと考えます。

メーカー推奨の施工方法に則り、施工し、その後上記のような悲惨な結果になってしまった場合、最終的にはお客様に泣いていただくしか無いのが現状です。(他の樹脂素材でも同じ症例は出ています。)

エコモックフェンスは伸縮が少ないと言われていますが、自分が施工した中で一番ひどかったのが、2メートルのエコモックフェンスが15mmほどの伸縮を確認できました。対策として、ネジ穴を大きめに取り寒暖差による伸縮に対応するように施工しても、15mmも伸縮してしまうと、割れてしまうようです。

 

理由2:メーカーの保証が無い。

上記でもお伝えしたように、エコモックフェンスをメーカーの推奨施工方法に100%則った、完璧な施工を行ったことをメーカーに伝えても、メーカーが自社の非を認めた上で保証をしてくれたことは一回もありませんでした。このままですと、お客様側の責任となってしまうため、全く理不尽なことなのですが、お客様が損をしてしまうことになります。

 

弊社の事例でいいますと、最短で施工後約半年という短期間で上記のような亀裂症例が出てしまいました。樹脂は温度差で伸縮します。夏場の表面温度は60度以上になり、夜は10度まで下がるとなると、昼と夜の温度差は50度以上。伸縮により亀裂が入ってしまったお客様の住まれている地域を考慮すると、日中と夜間の温度差が激しい地域でこのような症例が多数確認されています。

 

エコモックフェンスとを始めとする樹脂は気泡が入っています。日があたり暑い時間帯には樹脂の中の気泡が膨張し、冷やされると伸縮します。外で雨ざらしされている箇所に施工される事が多いエコモックですが、正直この伸縮はどんな業者でも防ぎようがないのです。自然のチカラにはもちろん我々は敵うわけがありません。

 

こちらの写真を御覧ください。

これは寒暖差の激しい富士宮の某所にて撮影した写真です。こちらの現場では合計48枚ものエコモックを施工しましたが、上記のようにジョイント部分が割れてしまいました。今年の2月の冬真っ只中の中、異常気象的に最高温度が上昇した日に発生してしまいました。

 

寒暖差が激しい少し暖かい寒冷地にお住まいの方は特に注意

RYOKKUNが拠点を置いております、富士・富士宮は比較的一日の寒暖差が激しい地域と言われています。山宮、北山、上野、外神のような寒暖差が激しいところでよく発生しています。

 

改めて天然木をお勧めしたい。

外構屋からしたら天然の木には樹脂には無い素晴らしさがあります。やはり総合的に判断しても天然の木材ほど最適な素材は無いのだと痛感しました。

一年に一回、ステンオイルでメンテナンスするだけでも、木材は劇的に長持ちします。このような作業は素人の方でも1~2時間もあれば簡単に終わります。年に一回のメンテナンスをしてあげるだけで、木材でも半永久的に美しい形で保ち続けることが可能なのです。

 

なぜ木造建築が亡くならないのか。

「情報が溢れている現代においても、なぜ家が木造建築が優勢なのか。」

この理由を改めて考えていただければ理由は明らかです。木材は日本家屋の長い歴史の中で重宝されてきました。RYOKKUNではお客様に対し、改めて物の価値を理解して頂き、人生を楽しんで頂きたいと願っております。

 

各メーカーも、自社の製品のメリットをを伝えており、全てを否定しているわけでは有りませんが、

どの建材製品も最終的には自然と戦わなければいけません。すべてにおいて、やはり我々は自然には敵わないのです。どんなモノにもメリットもあればデメリットもあります。大金を使って施工したものも、最終的に残念な結果とならないように、お客様の中でも知識を付けて頂きたいと思い、今回のコラムを執筆いたしました。

 

これからもRYOKKUNでは、物事の本質をしっかりと捉えた上で、お客様に最良・最適なご提案をしてまいります。

 

株式会社RYOKKUN

藤田