こんにちは。
立春も過ぎ徐々に春に向かっていくはずですが、寒さはまだまだ厳しいようです。
この時期は外構の方はあまりトラブルが起きることはないですが、植物はというと一年中何かしらお世話をしていかなければなりませんので、話題に事欠くことはありません。今回のコラムでは、
冬の植物、植木の寒さ対策と害虫対策
について、ご紹介します。
夜露が葉にくっついて、それが凍ってしまう現象も、「霜が降りる現象の一つ」として知られております。車の窓ガラスが凍ってしまう現象と一緒です。葉が凍ってしまうことにより、葉が落ちたり、欠けたりしてしまう原因となります。
昔から日本にある植物は、日本の冬の寒さを知っているのであまり問題ありません。一方、近年流行りの輸入品目、外来種は日本の冬の寒さを知らないものが多いです。例えば熱帯系のヤシの木などは富士・富士宮の山間部などほとんどの場所において、そのままでは冬を越せないです。
そこで、霜で凍ったり氷点下の空気に触れたりしないように我々庭屋では、「冬囲い」をしてあげます。冬囲いは毎年、気候(寒さ)に応じて対策をする必要があります。比較的暖かく陽射しもある時期、すなわち、誤った時期に冬囲いをすると、植物の光合成を妨げてしまいます。
時期的にも今からするものではなく、霜が降りはじめた頃か、その直前くらいの時期にやってあげるのがベストです。富士・富士宮では一般的には夜に氷点下になりそうだな、と感じる時期の、ちょっと手前で冬囲いしてあげるのが理想的です。
「冬囲い」というと何か特別なことのようにも感じられますが、職人技・専門の道具立てが必要というほどではありません。ホームセンターなどで売っている市販品などで、皆さまご自身でもできます。
しかし、材料選びは注意が必要です。ワラのようなものを編んだシート状のものも売っていますが、薄くてあまり効果のないものもあります。選ぶときは防寒性のよいシートを選んでください。
落葉樹の場合、文字通り冬には葉が落ちてしまいます。逆に葉が落ちてしまうことで落葉樹は冬は休眠期となります。動物の冬眠と同じようなものです。
緑訓でお奨めの落葉樹:
常緑樹は文字通り、一年中葉がある植物を指しますが、落葉樹とは違い、常緑樹は雪が降った場合には葉に雪が積もってしまいます。人間でも皮膚に雪を積もらせたままの状態のままでいれば、凍傷になってしまいます。それは植物も一緒です。
大きい木の場合は竹箒などで雪を落としてあげることで、立派な冬のお手入れになります。小さい木の場合は木ごと揺らして雪を落としてあげてください。
この時期、春になって現れてくる害虫への対策も必要です。冬のうちに対策をしておくと、春からの害虫の量を減らすことが出来ます。
ただこちらは冬囲いのようにどなたでもできる、というものではないです。この時期に対策する際に効果のある薬剤があまりなく、薬剤の散布にも動力のある機械が必要となります。ですので、害虫対策はプロに任せるのが安心です。
その他に春になったら美しいお庭となるよう、この時期から肥料を散布して土を肥やしていくことも大切です。肥料はホームセンターで様々な物が売っています。
必要な肥料は植物の種類によって異なってきますので、お家のそれぞれの植物の育て方を調べてみたりホームセンターの方に聞くなどして購入・散布をしてみてください。
いずれの対策も、ある程度の知識と材料と手間がかかります。簡単なことはご自身でやってみると植物への愛着も湧いてきます。よくわからないことや作業自体につきましても、私どもにもどうぞお気軽にご相談ください。
以上、今月のコラムでした。
来月のコラムをどうぞお楽しみに!
文章:藤田賢一
株式会社グリーンテル緑訓